2013/01/31

大分県の学ぶ①

 
大分県立芸術会館の池田隆代さんのプレゼンに見入る大分の先生方
1月26日(土)~27日(日)に,大分県におじゃましました。3年間取り組んできた「おおいた夢展覧会プロジェクト」の最終年と言うことで、帝京科学大学の上野行一先生、鈴木斉先生とともに鑑賞教育フォーラムに招いていただきました。大分県内から熱心な先生方や美術館関係者など、50人以上の方が集まりました。
 「対話による鑑賞の実際を学びたい」そんな動機で自主的に参加されている先生が多かったそうです。
 休日にもかかわらず「学びたい」「自分を高めたい」と自主的に集まるこの大分の先生方の熱意はすばらしい! 

  そんな中で,私は山梨の取組をお話しさせていただきました。図画工作の目標を子ども向けに訳してそれを読み上げる山梨の小学生。そのVTRから始まって,甲州市立松里小学校の4つの観点を子どもにわかる言葉に置き換えた4つのカードを黒板に掲げる実践,そして26年度の山梨大会の「造形100年教育~わたしを俯瞰して見えるもの~」を紹介したあのVTRを大分でも紹介させていただきました。
 映像で紹介した山梨の子どもの姿に「感動した」「元気をもらった」との声をいただきました(アリガトウゴザイマス!)。

 VTRを素直に見入る大分の先生方にふと目をやると,その目がとっても輝いていて~何か教師としての…いや一人の人間としての~優しさ,直向きさ,そんな美しさにあふれていて~,なんてすてきな人たちなんだろうと講師をしながら感動しておりました。

 図画工作や美術の授業でこんな先生方に見守られていたら安心しちゃうし,自分を素直に出せちゃうんじゃないかなあ。

 こういうことって図画工作・美術で本当に大切なことだなって,改めて思うことができました。

By 鷹野 晃