2013/01/31

大分県に学ぶ②

大分県立芸術会館会場の窓から見える大分市内の街並み

【生徒と高山辰雄を鑑賞~対話による作品鑑賞でファシリテーターとなる】

さて,「大分に学ぶ①」に続き,②です。
 1月26日(土),1時間の講演を終えて,ホッとしたのもつかの間,すぐに1Fギャラリーへ。
 そこには,大分市立滝尾中学校と大分市立明野中学校の美術部の生徒が待っていてくれました。
 「えっ!?明野中? 我が山梨の北杜市にも明野中がある!」
これが,いわゆる「ツカミ」のつもりでした(!)

 でも,はじめて会った子供たちにいきなり対峙して,15分で一作品。
子供たちも,健気に初めて会った「おっさん」に,一生懸命合わせてくれています。
 そんな気持ちが伝わってきてさらに緊張~。そう緊張しておりました!!
もう一つのグループは鈴木斉先生が担当していました。あの鈴木先輩も,緊張した!と話していました。

 先生方からの事後の感想に「ベテランの先生方でもうまくいかないことがあることが分かり,安心しました」という当を射た感じのものがあった気がして, そんな意味でも,「よい見本」になれました(!)

 この勇姿が,翌日の「大分合同新聞」で紹介されました!写真の私と,その内面のギャップはおもしろいですね(!)。

 ファシリテーターを降りた瞬間,美術部の顧問の佐藤先生が入ってきてくれて,子供たちと会話を始めました。すると,自分の感じ取ったことが次から次えて出るわ,出るわ!
 
 やっぱり,日頃のつながりって大切なんだ。こういう信頼関係も授業をつくっているんだって改めて思いました。

 「でも,美術館のボランティアの方々はいつも初対面の方を相手にしているんだよ」と上野行一先生がそっと私にささやきました。

 すいません,ギャラリートークの写真が手元にないので,会場の窓から見えた景色を載せました。この日の大分はとっても寒かったです。

By 鷹野 晃

 
 

大分県の学ぶ①

 
大分県立芸術会館の池田隆代さんのプレゼンに見入る大分の先生方
1月26日(土)~27日(日)に,大分県におじゃましました。3年間取り組んできた「おおいた夢展覧会プロジェクト」の最終年と言うことで、帝京科学大学の上野行一先生、鈴木斉先生とともに鑑賞教育フォーラムに招いていただきました。大分県内から熱心な先生方や美術館関係者など、50人以上の方が集まりました。
 「対話による鑑賞の実際を学びたい」そんな動機で自主的に参加されている先生が多かったそうです。
 休日にもかかわらず「学びたい」「自分を高めたい」と自主的に集まるこの大分の先生方の熱意はすばらしい! 

  そんな中で,私は山梨の取組をお話しさせていただきました。図画工作の目標を子ども向けに訳してそれを読み上げる山梨の小学生。そのVTRから始まって,甲州市立松里小学校の4つの観点を子どもにわかる言葉に置き換えた4つのカードを黒板に掲げる実践,そして26年度の山梨大会の「造形100年教育~わたしを俯瞰して見えるもの~」を紹介したあのVTRを大分でも紹介させていただきました。
 映像で紹介した山梨の子どもの姿に「感動した」「元気をもらった」との声をいただきました(アリガトウゴザイマス!)。

 VTRを素直に見入る大分の先生方にふと目をやると,その目がとっても輝いていて~何か教師としての…いや一人の人間としての~優しさ,直向きさ,そんな美しさにあふれていて~,なんてすてきな人たちなんだろうと講師をしながら感動しておりました。

 図画工作や美術の授業でこんな先生方に見守られていたら安心しちゃうし,自分を素直に出せちゃうんじゃないかなあ。

 こういうことって図画工作・美術で本当に大切なことだなって,改めて思うことができました。

By 鷹野 晃




2013/01/30

富士吉田市内を「俯瞰」する!

1月26日(土)大分の美術鑑賞フォーラムに向かう機上から,富士吉田市内が一望できました。左上は河口湖です。飛行機って楽しいですね。鳥になった気分です。
By Akira-Takano

2013/01/08

山造研+山造連のみなさま

 2013年もよろしくお願いします。
 いよいよ全造山梨プレ大会の年になってしまいました。早いです! 17日に研究会兼打合せ会議が行われます。その際,山造研各支部の作品データ(プロプロ用)とよっちゃばれ展の展示作品(病院展示作品ですのでそれなりに!)を持ち寄っていただくことになっています。忘れないでご協力をよろしくお願いします。

 国文祭も今週末からスタート。まちなか美術館プロプロが展開されることとなりました。運営は山造研です。こちらへのご協力もお願いします。まちなか…は週1回の入れ替え展示ですが,こちらは展示会場(支部の病院です)が決まったところで協力の依頼をします。手伝ってください。プロプロは私と数名いればありがたいのですが,月に1回。場所は甲府の県立図書館と市内の商店街の空き店舗です。期日が決まり次第こちらも連絡します。

 現在は官公立病院協議会への協力依頼確認と画像の準備中です。開催の1月12日(土)から約1年間の取り組みですから,気長にがんばります。病院展示(国文祭まちなか美術館)は1月21日(月)から展示開始です。こちらは20日(日)に搬入展示作業を行います。なんと,カルチャくんつきの看板が各会場に設置されます。

 何のための取り組みか? これは先生方の出張旅費確保のための仕事です。何とか県教育委員会との共催にしないといけないのです。
 
 さらに,私の活動は全て,ボランティアです。理解してください。


 2013年 1月 8日      城南中学校    窪田 眞敏